緑茶を飲むことで、認知症が予防できる?!睡眠の質を上げ、成長ホルモンを促進!!

2022年08月11日

うまみ成分「テアニン」がさまざまな不快感を解消する!

日本人に馴染みのある日本茶は、心身のパフォーマンスを上げてくれる温かい飲み物の一つである。コーヒーに劣らない素晴らしい効果が期待できる。

そのポイントは、新茶や玉露、抹茶、などに多く含まれる「テアニン」というアミノ酸だ。これは、うまみ成分であるグルタミン酸によく似た構造をもち、独特のうまみを引き出してくれるものである。

だから、いわゆる「高級な美味しいお茶」ほどこの「テアニン」が多く含まれているということになる。

しかも、このテアニンという成分は美味しいだけではない。

血流に乗って、脳に作用し、さまざまな「不快感」を解消してくれる。これまでの実験でも、テアニンを摂取して約1時間で、リラックス状態を示す「脳のアルファ波」が増加する事が明らかになっている。不安感やイライラ、月経前症候群(PMS)を改善するという報告もある。また、精神面の不調だけでなく、むくみや疲れ、更年期障害による火照りなど、身体的な症状の改善も期待できる事が報告されている。しかしながら、「テアニン」の効果は、それだけではない。交感神経は加齢とともに優位になり、血管が収縮するが、アルファ波が増加することで、副交感神経の働きが活性化するのだ。すると、抹消の神経が開き、血流がアップする。つまり、一杯の日本茶によって、末端の血流不足からくる冷え性の改善、高血圧の予防にも効果が期待できるのだ。

さらに、脳の神経細胞を守ったり、「認知機能の低下」を防ぐ働きもある。つまり、日本茶の「テアニン」はボケ防止という点でも、強い味方になってくれるというわけなのである。

特に「テアニン」が豊富なおすすめ茶葉は「抹茶」

ちなみに、「テアニン」は紅茶や烏龍茶など、茶葉には全ては含まれているが、日光にあたらないほど、含有量が多くなると言われている。

おすすめ緑茶、中でも玉露や抹茶だ。玉露や抹茶は、新芽が開き始めた時期から、茶の木に「よしず」や「わら」で覆いをして栽培するお茶だ。日光があまりあたらないようにすることで、光合成の働きが抑えられ、旨味が増す。とりわけ抹茶には、番茶の12倍ものテアニンが含まれていると言われている。毎日のティータイム、ティーブレイクには抹茶を楽しむことをおすすめしたい。緑茶は、40〜80°で入れるのが基本だが、温度が高ければ苦味やしぶみが増し、低ければ甘味が増す。自分の好みに合った緑茶の温度を見つけると良いだろう。

就寝前の緑茶一杯で眠りの質が高まる効果も「テアニン」にはカフェインの興奮作用を鎮める働きもあるから、就寝前に一杯の温かい緑茶を飲むことで、むしろ寝付きをよくし、睡眠の質を高めてくれる効果も期待できる。成長ホルモンがつくられる夜間は、質の良い睡眠をとることが、若々しい心身を作り、キープするための最大のポイント。寝る前の一杯の緑茶で、スマートに副交感神経の働きを上げる。それも、自律神経の働きを高めるコツの一つと言える。


【ちょこっと】

中には、カフェインアレルギーの方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方でも、含有量が少ない番茶や、煎茶を選択したり、量を調整するのも良いかと思います。カフェインの含有量についても参考にしていただけたら幸いです✨


無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう